世界141か国の観光競争力ランキング2015、日本は9位で過去最高、安全やおもてなしが高得点 ー世界経済フォーラム

世界経済フォーラム:発表資料より

世界経済フォーラムが2015年5月6日に発表した「旅行・観光競争力レポート2015(Travel and Tourism Competitiveness Report)」によるランキングで、日本は世界141か国・地域のうち過去最高の9位となった(2014年は14位、2013年は22位)。2015年の1位はスペイン、2位フランス、3位ドイツと欧米勢が上位を占めるなか、アジアでは日本のほかオーストラリアが7位にランクされる結果となった。

ランキング上位となった23か国・地域は以下のとおり。


「旅行・観光競争力レポート2015 」ランキング

※カッコ内はスコア。スコアが4.5以上の23国・地域を記載。

  1. スペイン(5.3)
  2. フランス(5.2)
  3. ドイツ(5.2)
  4. 米国(5.1)
  5. 英国(5.1)
  6. スイス(5.0)
  7. オーストラリア(5.0)
  8. イタリア(5.0)
  9. 日本(4.9)
  10. カナダ(4.9)
  11. シンガポール(4.9)
  12. オーストリア(4.8)
  13. 香港(4.7)
  14. オランダ(4.7)
  15. ポルトガル(4.6)
  16. ニュージーランド(4.6)
  17. 中国(4.5)
  18. アイスランド(4.5)
  19. アイルランド(4.5)
  20. ノルウェー(4.5)
  21. ベルギー(4.5)
  22. フィンランド(4.5)
  23. スウェーデン(4.5)

この調査は、旅行・観光の競争力を測る14分類と約100の評価指標「旅行・観光競争力指数(The Travel & Tourism Competitiveness Index)」を用いて行われるもの。日本は人材(Human Resources and Labour Market)分野で「顧客対応」などが1位の評価を得たほか、地上・水上交通インフラ(Ground and Port Infrastructure)分野の「鉄道インフラ」も世界でトップにランクされた。さらに安全(Safety and Security)面で「テロ発生率の低さ」、衛生(Health and Hygiene)面では「飲料水の安全性」「1万人あたりの医療機関ベッド数」など複数項目で首位を獲得している。

日本に関する14分野の評価結果および、世界のランク状況を示すヒートマップは以下のとおり。

世界経済フォーラム:ウェブサイトより世界経済フォーラム:ウェブサイトより

レポートの概要や各国の評価結果、レポート詳細は以下より確認できる。

(トラベルボイス編集部)

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…