コンテンツマーケティングを「実施している」企業は11.7%、実施したい手法のトップは「動画」 ―ジャストシステム

ジャストシステムは、企業のマーケター(広報やマーケティング担当者など)を対象とした「コンテンツマーケティング」に関する実態調査を実施した。それによると、コンテンツマーケティングについて「知っている」との回答は51.8%、「知らない・よくわからない」が48.2%となっており、認知度はほぼ半々となった。また、「すでにコンテンツマーケティングを実施している」のは全体の11.7%。今後実施してみたい手法の首位は「動画コンテンツ」(52%)が大半を占め、次いで「リサーチ」(44.9%)、「ブログ」(33.9%)、「インフォグラフィック」(33.1%)となった。

コンテンツマーケティングとは、サイトを訪問して予約をするであろう見込み客や顧客にとって価値のあるコンテンツを提供し続けること。まずは、コンテンツ情報で興味・関心をもってもらうことで、結果として売上げに導くマーケティング手法だ。旅行・観光産業でも、コンテンツを軸にした予約への動線を引くことがトレンドになりつつある。

その認知度や実施状況は以下のとおり。

▼ コンテンツマーケティングの認知

ジャストシステム:報道資料より

コンテンツマーケティングの効果測定に用いる「評価指標(売上以外)」では、「顧客獲得数」「顧客満足度」が同率17.8%で首位となったほか、「ウェブサイトの流入数」「ソーシャルメディアのエンゲージメント」「ブランド認知」などとする回答が1割以上を占めた。

さらに、実際にコンテンツマーケティングを実施した効果では、「コンテンツ経由でのウェブサイト流入が増えてきた」「コンテンツ自体がウェブで拡散することが増えた」がいずれも37.8%の同率1位。続いて、「コンテンツ経由での売り上げや問い合わせが伸びてきた」(33.3%)、「コンテンツによるSEO効果を感じている」「自社のソーシャルアカウントのフォロワーが増えてきた」(いずれも28.9%)となっている。

その一方で、「成果があがるまでの時間」(44.4%)、「継続的なコンテンツ制作」「コンテンツ制作のアイデアやネタ」(いずれも 33.3%)といった点が課題として認識されている状況も明らかになっている。

今回の調査は、2015年4月13日から4月14日までの間、企画、マーケティング、広報、販売促進、市場調査・分析などに関する職業を持つ20代~50代の男女384名を対象に実施したもの。同社が提供するアンケートシステム「Fastask(ファストアスク)」を通じて行われた。

詳細レポートは以下より入手できる。

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