エイチ・アイ・エス(H.I.S.)は2015年の夏休み(7月16日~9月30日)の予約状況をもとに、人気方面を発表した。
海外旅行は1位がホノルル、2位がグアム、3位が台北。伸び率1位はキューバ・ハバナ(256%増)。また、昨年1位だったベトナム・ダナン(132%増)が今年も5位に入っており、新デスティネーションへの注目が高まっている。
出発日は、シルバーウィークに集中。リゾート方面ではハワイやグアムを始め、バリやダナン、コタキナバル、セブ島、ケアンズなどにはチャーター便を運航し、即日完売の方面もあるという。一方、例年では早い段階で込み合う8月出発の旅行も、今年は価格的にも金額的にも旅行がしやすいとし、駆け込み需要による積み上げを見込む。
国内旅行では、航空機利用ツアーの場合、1位が沖縄、2位北海道、3位が九州となった。4位には沖縄離島が入っており、沖縄の好調が続く。5位には新幹線開業の北陸がランクインとなった。国内旅行もシルバーウィークによる分散化で8月出発の予約がしやすい状況にあるという。
なお、海外旅行の傾向として、リゾートでの自由旅行化が進行。また、ツアーでは体験型のスタディツアーなど、目的が明確な旅が人気を集めており、旅の目的に応じて旅行形態が分かれる傾向が鮮明になってきているという。