ツーリズムEXPOジャパン組織委員会は、第1回ジャパン・ツーリズム・アワードの各部門優秀賞と部門賞を決定した。
ジャパン・ツーリズム・アワードとは、国内・海外の団体、組織、企業の優れた取り組みを表彰することで、観光業界の発展・拡大に寄与することを目指す目的で新たに作られた懸賞事業。「国内・訪日」「海外」、さらに国連世界観光機関(UNWTO)と連携した「国際」の3領域を対象に、観光業の責任ある持続可能な発展のための重要な規範「世界観光倫理憲章」の趣旨に沿った活動を表彰する。
第1回の応募総数は国内外から計133件。このうち計8件を選出した。審査では観光産業関係者のみならず、幅広い分野の視点を取り入れる目的で日本を代表する団体や企業に参加を依頼した。選考は「先駆性」「持続性」「発展性」「社会性」を基準に、活発な議論の上で行われたという。受賞者は以下の通り。表彰式は2015年9月24日15時30分~、JPタワーホール&カンファレンスで開催する。
【第1回ジャパン・ツーリズム・アワード審査結果】
国内・訪日領域
▼地域マネジメント部門
【部門優秀賞】
- 瀬戸内国際芸術祭実行委員会/瀬戸内国際芸術祭の開催による地域再生の取組
【部門賞】
- 高山市/国際観光都市「飛騨高山」を目指しての長年にわたる取組
- スタービレッジ阿智誘客促進会議/行政・商工会・観光協会・民間事業者・住民が一体となって地域の宝「満天の星空」を活かした継続的な地域活性化への取組を評価
- ジャパンショッピングツーリズム協会/官民連携したショッピングツーリズムを契機とした訪日旅行の推進と外国人旅行者買物消費額拡大への取組
- 上山市温泉クアオルト/かみのやまクアオルト(健康保養地)ツーリズム
▼ツーリズム事業部門
【部門優秀賞】
- JTB旅行事業本部/JTBオリジナルイベント「杜の賑わい」
【部門賞】
- 株式会社エコロの森/富山の自然、歴史、文化を伝える質の高い着地型エコツアーを企画実施
- 阿蘇温泉観光旅館協同組合/アソカルデラツアー、日帰り通貨型観光から宿泊滞在型観光へ向けて阿蘇が持つ自然の強みを商品化
▼観光関連産業部門
【部門優秀賞】
- 東日本旅客鉄道/東北6県でのデスティネーションキャンペーン実施、および「行くぜ、東北」キャンペーン実施による東北地方への継続的な送客による復興支援
【部門賞】
- プリンセスクルーズ/外国船大型客船による初めての日本発着クルーズ定期運航
- ユー・エス・ジェイ/ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにおける積極的なアトラクションの導入
▼プロモーション部門
【部門最優秀賞】
- 熊本県商工観光労働部観光経済交流局熊本ブランド推進課/「くまモン」を活用した熊本県プロモーション
【部門賞】
- 地域活性化支援センター/少子化対策と地域活性化への貢献を目的とした「恋人の聖地プロジェクト」を全国210か所で展開
▼審査員特別賞
【審査員特別賞】
- 北前舩寄港地フォーラム/北前船をテーマとした北前船寄港地フォーラムを2007年から継続的に開催
<海外領域>
▼地域マネジメント部門
【部門優秀賞】
- 広島県教育委員会/異文化間協働活動推進事業~高校生海外留学1万人プロジェクト~
【部門賞】
- シアトル・ワシントン州観光事務所/シアトルのスポーツと職をテーマにプロモ展開。日本のMICEをはじめとする新規需要を創造。
▼ツーリズム事業部門
【部門優秀賞】
- ワールド航空サービス/大相撲などで日本人になじみの深いモンゴルの新しい魅力を商品化し、観光交流の拡大に貢献
【部門賞】
- エイチ・アイ・エス/インターネットでは知ることのできない魅力を現地ガイドと体験する新しいコンセプト商品「道草旅」を展開
- JTBワールドバケーション/絶景キーワードに新しい旅をコンテンツとした商品の提案
▼観光関連産業部門
- 韓国観光公社/日韓国交正常化50周年を契機に、双方向交流700万人を目指し、交流拡大を推進
- 春秋空港/LCCによる日中間の地方都市の航空根ネットワーク拡充
▼プロモーション部
【部門優秀賞】
- マレーシア政府観光局/長期滞在プログラムの展開で日本人の海外ロングステイ先人気1位を9年連像で受賞
【部門賞】
- パラオ政府観光局/ダイバーの聖地からノンダイバーも楽しめる多目的リゾートの展開を図り、積極的なプロモーションを展開
- ブランドUSA/日本からの訪米訪問者450万人を目標に日本各地でプロモーションを展開
▼国際領域(UNWTO部門賞)
発表は9月24日の表彰式
▼ツーリズムEPOジャパン2015特別賞
- 中国国家観光局/今年5月に北京で実施した日中観光文化交流団を企画。
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