ソーシャルメディアのビッグデータ解析などを行うホットリンクの子会社、米・Effyis社(サービスブランド名:Socialgist)は2015年9月17日、位置情報を使ったSNSサービスを提供する米・Forsquare(フォースクエア)との業務提携を実施した。
これによりホットリンクグループは、ユーザーが投稿した位置情報付きのコメント情報や画像、動画といったデータを世界に先駆けて販売できるようになる。同社では今後、マーケティング分野や店舗におけるO2O事業、IoT関連サービスへのデータ活用が期待されるとしている。
Effyis社は2015年1月にホットリンクの子会社となったベンチャー企業。
「Socialgist」というサービスブランド名でソーシャルメディアデータの販売や法人向けのデータ管理ツールなどを広く扱うほか、中国版ツイッターとよばれる「シナウェイボー(Sina Weibo:新浪微博)」の全データを中国以外に販売するライセンスを取得していることを強みとしている。
一方のフォースクエアは、同名のスマホアプリなどを通じて、世界中で5500万人以上の個人利用者と7000万件以上の位置情報付コメントデータ、70億件以上の「チェックイン」データを保有している。さらに、200万件以上の店舗が同社の仕組みを使って顧客とつながっている。
フォースクエアでは今回の業務提携にあたり「私たちのデータは単なるレビューではなく、ユーザーがどう彼らの体験を共有しているかがわかるという点で、皆様がこれを活用できるようになることがとても意義のある」とのコメントを発表している。
以下はフォースクエアが提供中のスマホアプリ「Foursquare」「Swarm」のイメージ。