ホテル予約サイト大手のホテルズドットコム(Hotels.com)が発表した、2015年度上半期(1月~6月)の同社宿泊実績による「日本人旅行者に人気の海外旅行先ランキング」で、最も人気がある海外都市は前年と同じ「ハワイ」、2位は「バンコク」(前年5位)、3位は「ソウル」(前年2位)となった。
また、ランキングとあわせて発表された都市別・平均宿泊料金によると、人気1位となったハワイの平均宿泊料金は3万3622円で前年から12%上昇、2位のバンコクは平均1万161円で15%上昇。一方で、3位のソウルは前年比8%減の1万1833円、17位にランクされたローマも前年比8%減の1万696円となった。
日本人に人気の都市と平均宿泊料金の変化率は以下のとおり。
同社の分析では、日本人に安定的な人気があるハワイのほか、円高の影響が日本人のアジア諸国への旅行を後押しし、人気上位20都市中10都市がアジアからのランクインする結果になったとしている。
なお、日本人が支払った平均宿泊料金の低下率がもっとも大きかったのは、ブラジル(前年比27%減)で、2位ロシア(18%減)、3位モロッコ(17%減)の順位になったという。ブラジルやロシアでは、2014年のワールドカップ・ブラジル大会やソチオリンピック後の旅行者減が下落の要因になったとみられる。
このランキングは、ホテルズドットコムが主要都市にあるホテルの宿泊料金を定期的に調査する「Hotel Price Index」としてとりまとめられもの。
関連記事: