【図解】訪日外国人数、10月は4割増の183万人で累計1631万人に、9ヶ月連続で4割超の増加

日本政府観光局(JNTO)によると、2015年10月の訪日外国人数(訪日外客数:推計値)が前年同期比43.8%増の182万9000人となった。これは、10月として過去最高だった昨年の127万人を約55万人強上回るもの。2015年1月から10月までの累計は1631万6900人に達した。先月段階で年間で過去最高だった2014年の1341万人超を達成しており、観光庁は年内に1900万人突破を見込んでいる。このままの伸びが続けば、2000万人達成も視野に入ってきた。

2015年1から10月の訪日外国人数と前年推移は以下のとおり(本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可)。

本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

国籍別で2015年10月の首位となったのは先月に引き続き中国。前年比から倍増となる99.6%増の44万5600人を数えた。続いて、韓国が48.6%増の37万800人、台湾が32.0%増の34万3600人。

累計では、中国が10月までに428万3700人となり、400万人を突破した。JNTOでは、紅葉シーズンの始まりを迎えた10月は、中国の国慶節休暇(10月1日から7日)があり、需要が押し上げられたとみている。また、中国からのクルーズ船の寄港増加も指摘した。

各市場の詳細は以下のとおり。

JNTO発表資料より

JNTOは、11月には紅葉シーズンが本格化し、マレーシアやフィリピンの学校休暇やマレーシアやベトナムからのインセンティブ(報奨)旅行が増加しており、引続き好調な需要が続くことを期待している。

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