観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2024年11月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は3505億5229万円で、2023年同月比では3.9%増となったものの、2019年同月比では20.3%減となり、前月(17.4%減)よりも減少割合が拡大した。
国内旅行が2019年同月比16%減の2172億2432万円(2023年同月比0.6%減)、海外旅行は同29.2%減の1112億7414万円(同10.5%増)、外国人旅行は同8.5%減の220億5382万円(同21.8%増)だった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、取扱額が2019年同月比38.2%減の713億802万円、取扱人数が同36.1%減の171万4206人。国内旅行は取扱額が同6.1%減の619億6392万円、取扱人数が同33.3%減の167万7116人、海外旅行が同68.9%減の91億6743万円、取扱人数が同78.2%減の2万8811人となり、国内・海外とも大幅な減少が続いている。
また、主要各社・グループの総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB7社が17.1%減の1219億5500万円、日本旅行4社が16.0%減の368億9984万円、KNT-CTホールディングス4社が26.9%減の345億6694万円、阪急交通社2社が8.5%減の304億1335万円、、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が21.7%減の276億8457億円の順だった。