航空11社の欠航率ランキング、ワーストは日本トランスオーシャンの4.76%、全体平均は微増で1.44% ―2015年7~9月

国土交通省はこのほど、2015年7~9月の特定本邦航空事業者・航空輸送サービスに係る情報公開を行った。それによると、本邦11社の平均欠航率は1.44%で、前年同期実績の1.06%より0.38ポイント増となった。

最も欠航が多かった航空会社は日本トランスオーシャン航空(JTA)の4.76%。そのうち4.07%が天候を原因とする欠航だった。次いでソラシドエア(SNA)の1.93%で、そのうち0.3%が機材繰りによるもの。

そのほか欠航が多かった順に、ピーチ・アビエーション(APJ:1.54%)、ジェットスター・ジャパン(JJP:1.51%)、全日空(ANA:1.42%)となっている。

2015年7月~9月の各航空会社の欠航率は以下のとおり。

国土交通省:報道資料より

国土交通省が発表している「特定本邦航空事業者航空輸送サービスに係る情報公開」は、「航空の利用者が自己責任により自由かつ的確に航空輸送サービスの選択を行うことが可能に」することを目的に4半期ごとに発表しているもの。また、比較については「対象となっている路線が各航空会社によって異なっており、路線毎・季節毎に欠航・遅延の特性が異なることから、単純な比較には適さない。」としている。

情報公開対象となっている特定本邦事業者は以下のとおり。

  • 日本航空(JAL、ジェイエア):JAL
  • 全日空(ANA、ANAウィングス):ANA
  • 日本トランスオーシャン航空:JTA
  • スカイマーク:SKY
  • AIRDO:ADO
  • ソラシドエア:SNA(2015年12月1日よりスカイネットアジア航空から商号を変更)
  • スターフライヤー:SFJ
  • ピーチ・アビエーション:APJ
  • ジェットスター・ジャパン:JJP
  • バニラ・エア:VNL
  • 春秋航空日本:SJO

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