世界的なホールセラー企業「ホテルベッズグループ(Hotelbeds Group)」は、このほど予約システムに導入できる新たな公開API「APItude」をリリースした。併せて、日本市場に向けたサービス拡充を積極展開する。
新規APIは簡単な登録を行うだけでシステムへの導入ができるもの。負荷の低下と速度向上を実現したほか、旅行会社のウェブサイトやモバイルアプリなどとのスムーズな連携に対応。日本国内では営業強化や顧客企業サポートの一環として、販売環境のメンテナンス対応も積極的に行う方針で、すでに日本でも複数企業が同APIの採用を決定しているという。
また、旅行会社向けにブッキングエンジンを提供する「ホテルベッズ・コム(hotelbeds.com)」では、日本円でのクレジットカード決済や、日本国内口座への事前振り込みができる機能も搭載。これにより、予約から清算までの一連の業務フローの効率化につながる。
ホテルベッズは、世界120カ国4000社以上の旅行会社に宿泊、現地ツアー、チケット、トランスファー(送迎)、レンタカーなどを卸売するBoB企業。
日本では、日本語対応が可能なコールセンターや顧客サポート専用窓口も整備したことで、取扱ホテル数は7万5000軒以上(2015年11月現在)に急増。2015年度の販売目標「65%増」もすでに達成したことを発表。引き続き、日本での事業拡大に努めていきたいとしている。
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