リクルート2015年度通期決算、「じゃらん」など旅行分野の売上は13.8%増の608億円に

リクルートホールディングスの2016年3月期(2015年4月1日~2016年3月31日)通期連結決算は、売上高が前年比22.2%増の1兆5886億円で5期連続の増収。営業利益が6.9%減の1140億円、経常利益が5.0%減の1193億円となったものの、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は5.7%増の2022億円で4期連続の増益となっている。

情報誌や旅行検索・予約サイト「じゃらん」運営を軸とする旅行分野の売上高は、13.8%増の608億円。宿泊単価の上昇や延べ宿泊数が継続的に増加し、好調に推移した。

また、飲食分野は6.0%増の363億円。「Airシリーズ」を中心とした業務支援サービスの導入拡大がネット予約数の順調な推移をけん引し、中小店舗を中心としたクライアント数が増加。「ホットペッパーグルメ」からのネット予約人数は、47.4%増の3729万人となった。美容分野は15.4%増の461億円で、「ホットペッパービューティー」からのネット予約が49.8%増の4501万件と好調に拡大。既存クライアントとの取引拡大や新規クライアントの獲得が進んだという。

旅行、飲食、美容分野などを含めた日常消費領域の通期売上高は、7.6%増の1672億円となっている。

なお、2016年第一四半期(2016年1月~3月)では、旅行分野の売上高が11.6%増の163億円。旅行を含む日常消費領域は、8.3%増の448億円となっている。

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