JTBワールドバケーションズは2016年5月19日、海外旅行「ルックJTB」の年末年始商品を発表した。主にアジア圏からの海外旅行の急増により各国の宿泊・航空チケットが確保しにくくなっている状況を受け、今年は例年よりも2か月前倒しで販売を開始した。
例えば「年末年始のハワイ」では、年末年始に出発するホノルル・アウラニ・カハラ・ハワイ島・マウイ島・カウアイ島行き商品を提供。旅行前から帰国までをしっかりサポートする。ほかにも「オーストラリア 3都市周遊の旅 7日間」(12月28日発、燃油サーチャージ込・羽田発・2名1室利用で68万8000円)、や「ニュージーランド周遊9日間」(12月26日発、燃油サーチャージ込・成田発・2名室利用で179万8000円)などを用意。また、出発90日前までの予約で旅行代金を1万円割引、オプショナルツアーが半額となるヨーロッパツアーなども提供する。
JTBが先ごろ実施した調査では、2015年海外旅行経験者の80.7%が「中国・韓国・台湾などアジアからの訪日旅行者が増加していると感じる」、74.9%が「海外旅行先で中国・韓国・台湾の人たちを多く見た」と回答。また、「直前だと飛行機やホテルの予約がとりづらい」と感じている人も約6割(59.0%)を占め、予約時期が早いほど準備期間を確保できるため、旅行の満足度が向上する傾向もみられた。同社はこれらの結果も踏まえ、年末年始 商品の発売時期を前倒しする判断に至ったという。