香港航空(HX)が2016年7月1日に成田/香港線を毎日2便で再開する。日本路線拡大を機に、このほど旅行会社を対象にしたセミナーを開催。HXビジネス開発担当副部長のジョニー・ウォン氏が「販売には旅行会社の力が必要」と協力体制を訴えた。また、ウォンは同社が「LCCではない」ことを強調。インバウンド需要の高い香港から旅行者とあわせて、ビジネスクラスなどサービスの高さを売りに日本人旅行者の取込みを強化する。
セミナーでは、2006年創業の同社の機材の平均使用年数が平均3.5年であることや、充実したビジネスクラスのサービスを説明。さらに、成田線が中国本土18都市やアジア各都市に同日乗継ぎが可能であり、11月には香港/オークランド線が開設され、同日接続されることをアピールした。
成田線はビジネスクラス32席、エコノミークラス260席のエアバスA330-300型機で運航する。
香港政府観光局、旅行会社向け支援を強化
セミナーでは、香港政府観光局(HKTB)も登壇。2016年下期のパッケージツアーに向けた旅行素材を紹介した。詳細は後日発表されるが、ニュースとして今冬に市内トラムを活用した観光ツアーを旅行会社ツアー向けに無料で提供することを発表。また、秋のイベント「香港ワイン&ダイン・フェスティバル」を含むパッケージツアーの特典に「ボーナスパック」も提供する。今後、発表されるが団体向け支援など含め、旅行会社支援を強化する予定だという。