各国の統計機関によるデータにもとづき、日本人出国者数を韓国、中国、台湾、香港4カ国の渡航先別比較でみると、2016年6月は韓国への出国が前年比78.0%増の18万人と大幅な伸びを記録。台湾は10.2%増の13万人、香港が同6.5%減の7万4000人だった。中国は2016年2月時点で10.3%増の18万3000人(その後2016年3月以降の数字は未発表)。
渡航先別・日本人出国者数の直近12カ月推移グラフは以下のとおり。韓国は2016年2月に2012年8月以来42カ月ぶりにプラス遷移(1.3%増)を記録した後、微増・微減で継続していたが、6月は圧倒的な伸びを記録する結果に。台湾は2015年9月以降2ケタ台の伸びで継続。香港は2016年1月と2月は1割以上の伸びとなったものの、その後3月には0.8%減に転じるなど増減を繰り返す展開となっている。