九州の宿泊者数が0.6%減まで回復、稼働率は京都のシティホテルで9割超に -宿泊旅行統計(速報)

観光庁は2016年6月(第2次速報)と7月(第1次速報)の宿泊旅行統計調査の結果を発表した。6月の延べ宿泊者数は前年比1.2%減の3700万人泊と減少したが、7月は2.2%増の4579万人泊とプラスに転化。7月としては調査開始以来の最高値となった。(7月の数値は9月30日公表予定の第2次速報値で変更となる)

宿泊者数の内訳は、6月は日本人が2.9%減の3117万人泊、外国人が9.0%増の583万人泊。7月は日本人もプラスとなり0.4%増の3853万人泊、外国人は13.2%増の726万人泊で、2か月ぶりに2ケタ増に改善した。また、震災の影響を受けた九州地方に関しては5月の18.4%減から6月は7.7%減、7月は0.6%減まで回復している。

発表資料より

客室稼働率では、6月は57.2%、7月は63.4%。詳報のある6月について80%を超えた都道府県はシティホテルが7か所、ビジネスホテルが3か所、リゾートホテルが1か所で、前年同月よりも減少傾向となった。

ただし、大阪府では高稼働が続き、シティホテルが86.1%、ビジネスホテルが83.9%、リゾートホテルが78.8%。京都ではシティホテルが90.6%、ビジネスホテルが85.7%で最も高かった。

九州では52.5%で前年より0.2ポイント減少。シティホテルは3.7ポイント減の68.2%だが、その縮小幅は5月よりも大きく改善している。

発表資料より

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