日本政府観光局、東北に外国人観光客を呼び込みへ、東南アジア6市場の有名アーティスト動画を撮影

日本政府観光局(JNTO)は東南アジアの6市場(タイ、シンガポール、フィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナム)で有名なアーティストを1組ずつ招聘し、東北6県でのミュージックビデオを撮影する。

有名アーティストの知名度を活用し、東南アジア市場で話題づくりを行ない、東北の認知向上を図るのが目的。ミュージックビデオには東北各県の観光の魅力を詰め込み、Youtubeにも順次公開。あわせて撮影地の情報をJNTOの各市場サイトやアーティストのSNSでも紹介する。特に若年層に対するアプローチで、東北への訪日意欲を高める狙いだ。

例えばフィリピンからは、女性と若年層の人気が高いSam Concepcionを招聘し、岩手県で撮影。フィリピンのベンゲット州、ラ・トリニダット市が姉妹都市提携をしていることや、同県が舞台のテレビドラマ「あまちゃん」の放送実績があることも考慮した。10月の秋の季節を感じられる景色でロケを行なう予定だ。

なお、取り組みは、東北デスティネーションキャンペーンの一環として東北運輸局、東北観光推進機構、東北6県と連携して行なう。2015年の訪日外国人数、および宿泊統計で、東南アジア6市場は10%超を占めるのに対し、東北地域は8.5%と下回っていた。東南アジア市場における東北地域の認知度は10%未満という日本政策投資銀行の調査結果もあり東南アジアから東北への誘客促進には、認知度の向上が急務となっている。

発表資料より

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