民泊仲介事業をおこなう百戦錬磨は2016年10月31日から、NTT西日本と連携して民泊オーナー向けの通信環境や宿泊者サポートをおこなうソリューション「民泊サポートパック」を提供開始する。同日から国家戦略特区として民泊申請が開始される大阪市にて試験提供を実施。NTT西日本との連携でICTを活用した「スマートな民泊環境」の実現や宿泊者の快適な滞在支援を目指すもの。
「民泊サポートパック」では、NTTグループが提供するWi-Fiサービス「STAY JAPAN Wi-Fi」やアクセスサービス「ステイジャパン光」のほか、NTT西日本がOEM提供中のセットトップボックス「光BOX」を提供。このセットトップボックスは、ウェアラブルデバイスや各種センサーデバイスと連携できるほか、音声認識・対話機能も搭載し、住宅内のIoT化に活用できる。百戦錬磨が販売元となり、NTT西日本はアライアンスパートナー向けのサービス拡充につとめるほか、サービス充実に向けたニーズ分析などをすすめる計画だ。
同時に、百戦錬磨の子会社・とまれる社は、これまで東京・大田区や大阪府で蓄積したノウハウを生かし、公認民泊オーナー向けの統合サービス「まかせる」を開発。大阪市にて提供開始する。
「まかせる」では、特区認定の申請や消防法関連申請、近隣住民への周知など、公認民泊申請時に必要な支援をはじめ、備品や家具などの初期セットアップ、宿泊者対応や清掃業務の運用代行などをフルサービスとして提供する。