エイチ・アイ・エス(H.I.S.)はこのほど、2016年の年末年始(2016年12月23日~2017年1月3日)の旅行動向を発表した。同社の予約状況にもとづきまとめたもの。
それによると、海外旅行の渡航者数1位は自由旅行(航空券のみ、または航空券と宿泊などを組み合わせた予約)もパッケージツアーもハワイのホノルルが5年連続で人気1位。自由旅行では2位がソウル、3位が台北。パッケージツアーは2位が台北、3位がグアムでいずれも前年と同じ順位となった。人気の出発日は12月29日。次いで12月30日、12月28日となっている。今年は昨年よりも日並びが悪いために長期休暇がとりにくく、短距離路線が好調という。
海外旅行ランキングトップ10は以下のとおり。
また、昨年と比較した伸び率では、1位がキューバのハバナ(前年比712%)。2位エジプトのカイロ(同338%)、3位マレーシアのランカウイ(同231%)と大きな差が開いた。米国との国交回復で多くの注目を集めたハバナのほか、エジプト航空が3年ぶりに日本への定期チャーター便を復活させたことなどがカイロの人気につながったとみられる。
一方、国内の航空機利用ツアーランキング1位は昨年同様に沖縄本島。今年は2位が札幌、3位が福岡となり昨年と順位が入れ替わる結果に。次いで大阪、長崎と続いた。
国内旅行の伸び率トップは宮古島(254%)、続いて高松(192%)、鹿児島(173%)、広島(139%)、長崎(127%)。冬でも暖かい沖縄本島が人気を得たほか、今年はANAが羽田/宮古島線を就航。関西空港からの直行便も増加したことなどが宮古島人気を押し上げた。また、今年開催された「瀬戸内国際芸術祭」などが話題となったことで瀬戸内エリアの香川・高松や広島が注目されたようだ。
国内旅行の人気上位5は以下のとおり。