東京のタクシー初乗り運賃が410円に、2017年1月30日から　―国土交通省

image via Shutterstock.

国土交通省は、2017年1月30日から東京のタクシーに「初乗り運賃410円」を適用すると発表した。変更地域は東京都特別区（23区）、三鷹市、武蔵野市。新運賃のポイントは、約2kmまでの運賃を引き下げる一方、約6.5km以上の運賃は引き上げになる点。その間の区間は引き下げになる部分と引き上げになる部分がある。

具体的には、現在は2kmまでの初乗り運賃上限が730円、下限が700円だが、今後は1.052kmまでを初乗り運賃区間とし、上限を410円、下限を380円に設定。その後の加算料金は上限が237mごとに80円、下限が256mごとに80円。時間距離併用制運賃（時速10km/時以下）の場合は上限が90秒ごとに80円、下限が95秒ごとに80円となる。

今回の見直しは、初乗り運賃を引き下げることで短距離利用者からの運賃収入の減収を中長距離利用者の運賃引き上げでカバーすることが目的。今後3年以内に事後検証をおこなう予定だ。