ホテル運営のD・フロントは2017年2月10日、東京・台東区の遊休不動産を活用した宿泊施設「HOSTEL EAST57 ASAKUSABASHI」を開設する。この物件は、同社が取り組むテーマ「カジュアル・スタイル・ステイ」を実現する次世代型施設の第一弾。浮世絵で有名な「東海道五十三次」に京街道を含めた「東海道五十七次(EAST57)」をコンセプトに、東京から大阪までをつなぐ57箇所を開設する計画。地域住民も利用できるシェアスペースを展開する方針だ。
今回オープンした施設の立地は、JRと都営浅草線が乗り入れる浅草橋駅から徒歩2分の場所。本館とアネックスで構成され、ベッド数は合計155。それぞれ異なる「和」のイメージを用いながら、古来の旅籠屋建築の意匠を施し、外国人旅行者にエキゾチックさを訴求。本館にはランドリーを配したスタイリッシュなカフェ「Wash&Cafe」を、アネックス館には昼間はカフェで夜間にバーとなる「BEER&PUB」を設置。宿泊者だけでなく、近隣住民も利用しやすいスペースとした。
宿泊は、ドミトリーやシングルルーム、ファミリールーム、和室、特別ルームなど複数のタイプを用意。料金は時期に応じて、ドミトリータイプで最低2000円代からとなっている。