エイチ・アイ・エスが発表した2017年10月期第1四半期の連結決算(2016年11月1日~2017年1月31日)によると、売上高は前年比0.7%増の1250億2200万円、営業利益は45.7%減の25億4700万円、経常利益が63.3%増の71億7400万円、純利益は108.3%増の39億9700万円。
セグメント別にみると、旅行事業は売上高が0.2%増の1086億200万円、営業利益は66.8%減の8億5400万円。日本発の海外旅行送客者数は前年比4.0%増で好調だったものの、年末年始は収益の高いツアーの需要低下がみられた。
ハウステンボスグループは、売上高が2.3%増の85億8700万円、営業利益は10.8%減の22億5400万円。熊本地震直後に団体旅行者や訪日外国人が低調となったが、「変なホテル」に加え各種「ロボットの王国」の開業などが好評。3連休となった2016年クリスマス期間には過去最高となる約7万人の入場者数を数えた。
ホテル事業は売上高が6.8%減の16億9400万円、営業利益は9.3%減の2億3100万円。HISグループでは2016年11月にホテル事業を統括するHISホテルホールディングスを設立。東京や大阪、京都といった首都圏やグアム、韓国、台湾などでシェア拡大を積極化。さらに2017年3月には「変なホテル 舞浜 東京ベイ」を開業する予定だ。