ツイッターとNTTデータが共同プロジェクト、つぶやき投稿解析でマーケティング支援へ

ツイッタージャパンとNTTデータは2017年3月8日、共同プロジェクト「#Twitter（ハッシュタグツイッター）文化研究所」設立を発表した。今後は、ツイートされるコメント本文やハッシュタグの解析、リツイート行為に基づくトレンド分析などを実施。日本の生活者意識やトレンド分析を実施して結果を可視化する「マーケティングダッシュボード」を提供する計画だ。

具体的には、ツイートの本文をNTTデータ独自の日本語解析エンジン「なずき」で解析し、好まれる単語や言い回しを分析。特定層だけに頻繁に使用されている単語なども検出する。「ハッシュタグ」の推移分析では、新しいトレンドの種を発見するほか、「すでに文化として定着しているもの」「ブームがすでに収束したもの」「これからブームになりそうなもの」を定量的に把握。リツイート傾向分析では、世代によってどのようなツイートが好まれるかを分析。例えば、若い世代とシニア世代でリツイートされやすいメディア（写真、テキスト、動画など）の傾向などを把握できるようにする。

ツイッターの日本における利用状況は、下巻アクティブユーザー数が4000万（2016年9月時点）。ツイッターが持つ膨大な量のデータやメディアとしてのリアルタイム性、NTTデータが持つビッグデータ解析技術や日本語解析技術などを結集し、2022年までの売上として目標10億円を目指す。