博報堂でテクノロジーを駆使したプロダクトデザインなどをおこなうチーム「monom(モノム)」はこのほど、英会話を学べるウェアブルデバイスとアプリ「ELI」を開発した。洋服の襟元に小型マイクを付けることでユーザーが日常的に利用する日本語を記録して解析。ユーザーの仕事や日常生活に合った英会話レッスンを自動的に生成してくれる。
以下は「ELI」の紹介動画。衣料品を扱う仕事をしているユーザーが、自分に合った英会話レッスンに取り組む様子が分かる。
このチームは、テクノロジーを活用して新たな生活体験を提供する製品企画をおこなうもの。これまで、ぬいぐるみをおしゃべりにするボタン「Pechat」、手のひらサイズのロボット「iDoll」、歌詞が映し出されるスピーカー「Lyric Speaker」、集中力を強化させるスタディーボード「Write More」を開発している。
同製品のアイデアは、Google(グーグル)が主催するアイデアコンペでグランプリを獲得したもの。襟元にするデバイスや、音声記録と連動する鋭意会話学習システムは特許出願中。2017年3月12日から米テキサスで行われるテクノロジー系イベント「サウス・バイ・サウス・ウエスト(SXSW)2017」でデモを実施する。