JTB西日本は2017年3月31日、全国各地のスポーツイベントエントリーサイト「JTBスポーツステーション」を強化する。大会へのエントリーと同時に、宿泊や移動予定をワンストップで手配・予約できる「トラベル手配」機能を提供開始するもの。7月には同機能の多言語対応サイトも運営開始する予定だ。
今回のサービス強化は、スポーツ大会参加者と主催者の両者にメリットをもたらす。例えば大会のスタート時間や荷物など、イベントに応じた宿泊予約ができるため、参加者はこれまで個々に手配していた手間が省ける。また、開催地に宿泊することにより、地元住民との交流や郷土料理などを体験する機会につながる。
一方、大会主催者としては、宿泊商品を設定することで誘客の拡大や滞在日数の長期化を促進。スポーツに「旅行・観光」という要素を加えて開催地をPRすることで消費拡大にも貢献できる。宿泊予約者のデータを分析して、大会のマーケティング戦略に生かすことも可能だ。
このサービスは、同社が交流文化事業の一環として運営しているもの。2010年4月に運営を開始しており、2017年3月20日現在では、国内外の会員数が約32.9万人、年間のページビューは820万に至る。2014年からサイトの多言語化に対応したことで外国人会員数が急増。現在では2.1万人に達したという。