外務省、欧州のテロ等に注意喚起を発信、英国はマンチェスターの続報も

外務省は夏にかけて、欧州でさまざまなイベント開催が予定されているのを踏まえ、2017年5月24日に海外安全ホームページで、欧州でのテロ等に関する注意喚起を発出した。

これからの季節、欧州ではスポーツ大会や音楽フェスティバル、独立記念日行事など、さまざまなイベントが行なわれる。さらにベルギーではNATO首脳会議、イタリアではG7サミットといった国際会議や、6月には英国とフランスで選挙が予定されている。

一方、5月27日~6月27日頃まで、イスラム教の日中断食であるラマダンとラマダン明けの祭りが行なわれる。ネット上では、銃や爆弾の使用に加え、車両の突入やナイフによる殺傷など安易な方法でのテロ実行の呼びかけが行なわれており、その対象として屋外でのイベントやナイトクラブ、映画館といった混雑した閉鎖空間などをあげている。

そして実際に、これに応じたテロとみられるケースが続いているほか、国際会議などの警護のために手薄となった他の都市でのテロの可能性も懸念されるという。標的となりやすい場所など、テロ対策の詳細については、以下の外務省・海外安全ホームページのリンクページへ。

さらに、外務省では2017年5月22日(現地時間)に英国・マンチェスターのコンサート会場で発生した爆発によるテロ事件について、注意喚起を更新。英国ではテロ脅威レベルを5段階中の最高位「critical」(危機的。テロ攻撃が差し迫っているとされるレベル)に引き上げた。同テロ事件にはISILが犯行声明を出し、さらなるテロの予告をしている。

今後、警察と軍が連携し、サッカーやコンサートなどのイベントを含め、国内各所の警備を強化。警察がイベント実施の可否を主催者とともに判断することになるという。

英国でのテロ事件に関する続報やテロ対策については、以下のホームページリンクへ。

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