JR西日本は、2017年8月5日より山陰線新下関/東萩間で新たに観光列車を運行する。列車の名称は「○○のはなし(読み方:まるまるのはなし)」。このほど、和と洋の融合をコンセプトとする車両デザインが発表された。
新列車の運行は2017年9月から開催する「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」に合わせるもの。列車名は、山口県の「萩(はぎ)」「長門(ながと)」「下関(しものせき)」から冒頭の一文字をとり、さらに各地に息づくさまざまな「はなし」を楽しんでもらいたいとの思いを込めた。運行開始日は2017年8月5日。8月と9月の土・日・祝日に運転する。
西洋と日本をつなげるきっかけとなった山口県の歴史にちなみ、車両のコンセプトは「西洋に憧れた日本(洋)、西洋が憧れる日本(和)」に設定。別々のデザインの2車両を連結するスタイルとした。外装には2両にまたがる海を配置したほか、地元ゆかりの夏みかんの花とハマユウの花をあしらった。
内観は、日本海や本州最西端の響灘の光景を堪能できるよう、窓枠を大型化。海側に向けた座席も配置した。
新列車の外観・内観のイメージは以下のとおり。