ネット行動分析のヴァリューズが発表した「2017年夏の旅行動向」によると、2017年6月度の旅行・交通関連サイト訪問者数(ユニークユーザー数推計)1位は「楽天トラベル」で、前年比5.2%減の882万人だった。
続いて2位は「じゃらんnet」(7.2%増の859万人)となり、ツートップは昨年と変わらず。3位は「ANA」(0.7%増の473万人)、4位「JAL」(13.4%減の468万人)。次いで「トリップアドバイザー」が26.2%増の465万人と大幅な伸びで5位にランクインした。そのほか、9位「Booking.com」も5割増で好調だった。
旅行業界サイトの訪問者数ランキングトップ10は以下のとおり。
また、同じく旅行・交通関連サイトの訪問者数を対前年比でみると、伸び率トップはカカクコムが運営する観光・グルメ情報「icotto」(前年比721%増)。次いで、実名型体験メディア「PlayLife」(200%増の39万5000人)。そのほか、子連れや家族旅行のおすすめスポット情報「コモリブ」(142.8%増の29万2000人)などが上位に。テレビCMを積極展開中の旅行比較サイト「トリバゴ」は前年比2倍増(105.6%増の162万人)を記録した。
伸び率ランキングは以下のとおり。
なお、国内旅行予定者(旅行を手配済み、または検討中)に対する調査では、利用サイトの人気1位は「じゃらんnet」、2位「楽天トラベル」、3位「食べログ」となり、昨年と同順に。海外旅行予定者では、1位が「ANA」、2位が「エイチ・アイ・エス(HIS)」、3位が「JAL」だった。
この調査は、2017年6月30日から7月10日までネットアンケート形式で実施。分析対象は回答者1万2133名。ネット行動分析はPC上の行動ログが対象。「旅行・交通」関連サイトはヴァリューズが独自に定義した。