総合アウトドア「スノーピーク」が訪日メディアと資本提携、インバウンド誘客と地域資源の発信の強化で、「MATCHA」と

訪日旅行者に向けて日本の観光情報を発信するMATCHAと、総合アウトドアのスノーピークは、資本提携契約の締結に合意した。日本各地にある地域資源の海外発信と、訪日旅行者の誘客強化を目的とするもの。スノーピークは今年3月、北海道の十勝のDMOを子会社化したほか、愛知県豊田市と観光振興による誘客や地域活性化などを含むパートナーシップ協定を結ぶなど、観光分野での取り組みを強めている。

今回の提携でスノーピークは、運営する全国4か所のキャンプ場や店舗、地方創生コンサルティング事業で関与する地域の情報を、MATCHAを通じて積極的に発信していく。一方のMATCHAは、さらに魅力的なコンテンツを拡充すると同時に、スノーピークの各施設との連携による新しい取り組みや、周辺自治体との連携を強化することが可能となる。

なお、MATCHAはスノーピークとの提携合意と同時に、エンジェル投資家3名（藤野英人氏：レオス・キャピタルワークス代表、中竹竜二氏：TEAMBOX代表取締役、志立正嗣氏）を引受先とする第三者割当増資を実施。また、先ごろには星野リゾートとも資本業務提携を締結している。