商店街と大学が観光客誘致で連携、金沢市竪町で世界最長の「デジタル掛け軸」

金沢市の竪町(たてまち)商店街振興組合と金沢工業大学はこのほど、商店街への観光客誘致で協力協定を締結した。北陸新幹線を通じた誘致安定化に向け、学生と学術分野からのアイデアを活用。商店街活性化イベントにつなげるもの。

イベントの名称は「竪町 color load」、期間は2017年10月7日から9日までの3日間。世界最長のプロジェクションアートとして、デジタルアーティストの長谷川章氏が手掛けた430mの「デジタル掛け軸」を竪町商店街に路面に投影。そのほか、市民による各種パフォーマンスもおこなう。

協定にもとづき、イベントの企画や運営のほか、参加者への対応、情報発信、環境配慮に関する検討・提言・実行支援などで大学と商店街が連携。具体的には、経営科学を専門とする経営情報学科の松林賢司教授がマーケティングテクノロジー活用によりイベントのプロモーションやコンテンツ企画・運営を担当。また、金沢工業大学の課外活動プロジェクトとして、経営情報学科4年高山純平さんをリーダーに学生約40名が推進中の「地方創生・商店街活性化・DK art cafeプロジェクト」を通じ、専門知識を活かして実際の企画運営とイベント参加者の協創活動をおこなう計画だ。

竪町商店街ウェブサイトデジタル掛け軸のイメージ:報道資料より

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