スマホ利用者数が6000万人を突破、50代以下の全世代で「PCよりスマホ」にシフト ―デジタルトレンド2017上半期

ニールセン・デジタルはこのほど、2017年上半期のPCとモバイルの利用実態をまとめた「デジタルトレンド2017上半期」を発表した。それによると、2017年第2四半期(4月~6月)のスマートフォンからのネット利用者は前年比11%増の6193万人。伸び率は3年前から徐々に鈍化傾向にあるものの、PCからのネット利用者数がピークだった2011年の数字(6134万人)にほぼ並んだ。

ネット利用人口の推移は以下のとおり。

ニールセンデジタル:報道資料より

年代・デバイス別にみると、50代以下はスマートフォンからのネット利用が最多だが、60代以上はPCからの利用が24%と最多。また、60代以上ではスマホからのネット利用と従来型携帯電話(ガラケー)の利用割合が約2割ずつ存在していることが分かった。

ニールセンデジタル:報道資料より

なお、29歳以下の若年層(学生と社会人)についてSNSアプリ利用状況をみると、女子学生はツイッターの利用率が82%、インスタグラムが53%で最多。フェイスブックを加えた「3大SNS」すべてを利用する層は、29歳以下の男性社会人が29%で最も多い。男性学生では3大SNSを利用する人が9%であるのに対し、29歳以下の社会人では22%と2倍以上に及ぶことが確認されたという。

SNSアプリの利用率は以下のとおり。

ニールセンデジタル:報道資料より

この調査は、日本全国の8000名(iOS、Android各4000名)の調査協力モニターから得たアクセスログデータを元に作成したもの。

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