キャセイパシフィック航空とキャセイドラゴン航空は、2018年1月1日からリチウムイオン電池を内蔵した新しいタイプのカバン「スマートバック」の扱いに新規定を適用する。内蔵されているリチウムイオン電池の取り外しができないスマートバックは、機内持ち込みや預け入れができなくなる。
スマートバックとは、モバイル機器の充電機能やキャスター付きの自走式キャリーバッグに動力を送る目的で、電池を内蔵しているバッグのこと。今回の規定により、スマートバックの電池は携帯用電子機器ではなく、パワーバンク(外部充電器)または予備用リチウムイオン電池として扱われるようになった。
なお、今回の新規定は国際航空運送協会(IATA)が先ごろ定めたガイドラインに沿ったもの。安全管理とリスク軽減を目的に、世界のおもな航空会社が対応している。