NTTドコモは、「カーシェア時代におけるクルマの使い方」をテーマに、首都圏在住の20歳から69歳までのカーシェア利用経験者、カーシェア利用未経験者それぞれ男女400人を対象にした意識調査の結果を発表した。
それによると、カーシェア利用者400人のうち165人が「カーシェアを移動以外の用途で使いたい」と回答。40%以上の人に車に対する価値観の変化が見られることが分かった。また、400人中50人が「カーシェアを移動以外の用途で使ったことがある」と回答した。
カーシェアの移動以外の用途については、「実際に利用したことがある用途」「利用してみたい用途」ともに「仮眠」が1位という結果になった。また、「実際に利用した事がある用途」では、「友人・家族との電話」「仕事上の電話」が続き、「利用してみたい用途」では、「音楽鑑賞・オーディオルーム」「カラオケ」の順となった。
このほか、用途は多岐にわたり、自由回答では「授乳」などの回答も見られるなど、車の利用シーンは今後さらに広がっていくことが予想されるとしている。
また、カーシェア利用者とカーシェア非利用者では休日や趣味の充実度に違いがあり、「とても充実度を感じている」「やや充実度を感じている」の合計の両者の差は10%以上になった。
カーシェア利用者の利用時間は平均「203分」。最短は「12分」、最長は「1,000分」と、利用者によってかなり利用時間にばらつきがあることが分かった。また、6割以上の人が3時間以内の利用と、カーシェアは短時間利用で使われやすい傾向にあり、なかでも1時間以内の利用者が2割以上もいるのはレンタカーとの大きな違いではないと分析している。
このほか、カーシェア未経験者にカーシェアを利用しない理由を聞くと、「公共交通機関で充分だから」「月額の基本料金がかかる」「使い方がよくわからない」という回答が上位を占めた。
NTTドコモは、月額利用料無料で、カーシェアリング事業者やレンタカー事業者及び個人が所有する車の中から、用途や場所、利用日にあわせて、好きな車を選んで利用できる新たなサービス「dカーシェア」を展開している。