パソナとグループ傘下のキャプランは、VR(ヴァーチャルリアリティ)を活用して日本流のおもてなしを学ぶ「VRおもてなし研修」を開発した。
仮想空間内で受講者と講師が双方向コミュニケーションを行ない、サービスを学ぶというもの。訪日観光客に対する接遇機会の代表的な4つの場面として「インフォメーションセンター」「店内」「ホテル」「レストラン」を仮想空間内に設定。講師がアバターで登場し、基本的なやりとりから応用まで、受講者のレベルと習熟度にあわせて最適なプログラムを提供する。
VRを活用することで、ヘッドマウントディスプレイと通信環境があれば、どこでも受講できるのが特徴。受講者と講師はそれぞれ遠隔地にいながら、動作や音声のほか、仮想空間内での資料やアイテムの受け渡しも行なう。研修サービスの開始は2018年2月の予定で、料金は初期費用が30万円、月額30万円~。
両社は今後、主にサービス業を中心に訪日客向けの接遇サービスの領域で、人財育成を行なう。また、教育研修分野ではVRや次世代移動通信「5G」などの最新技術の活用を推進していく。