トリップアドバイザーは、2017年に日本の観光地に寄せられたクチコミのトレンドを発表した。これによると、日本語と外国語のクチコミとも地方のクチコミ数が増加。旅行者の訪問地域に広がりが見られるという。
外国語のクチコミの増加が顕著だったのは、宮崎県(前年比約50%増)と鹿児島県(約35%増)。宮崎県では「高千穂峡」や「青島」「鵜戸神社」など、景観や豊かな自然が魅力の観光スポットが人気だ。
日本語のクチコミでは、新潟県や福井県が約10%上昇。なかでも新潟県では「ぽんしゅ館 新潟駅南口」など、日本酒を扱うスポットが人気を集めているという。
また、日本語と外国語ともにクチコミが多い6都道府県(東京都、北海道、京都府、大阪府、沖縄県、神奈川県)について、上位10位の人気観光スポットを比較すると、順位の入れ替わりが多く見られた。特に外国語では北海道のトップ10のうち、8つの施設が新たにランクインした施設だった。日本語でも東京で美術館・博物館の3施設が初登場したという。
なお、6都道府県の日本語と外国語のクチコミ1位の施設は以下の通り。
2017年人気の観光スポット1位の施設
東京都
- 日本語:東京国立博物館
- 外国語:アキバフクロウ
北海道
- 日本語:神威岬
- 外国語:さっぽろ雪まつり
京都府
- 日本語:三十三間堂
- 外国語:伏見稲荷大社
大阪府
- 日本語:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- 外国語:タワーナイブス大阪
沖縄県
- 日本語:伊良部大橋
- 外国語:沖縄美ら海水族館
神奈川県
- 日本語:ポーラ美術館
- 外国語:箱根彫刻の森美術館
このランキングは、2017年にトリップアドバイザーの日本の観光スポットに投稿されたクチコミを分析したもの。評価点の平均や投稿数などをもとに独自のアルゴリズムで集計した。