エボラブルアジアはこのほど、民泊運営事業をおこなうAirbnb(エアビーアンドビー)と包括的業務提携に関する覚書を締結した。今後、エボラブルアジアの子会社エアトリステイを通じ、民泊事業の導入や運営をワンストップで支援していく。
エボラブルアジアでは、2017年5月から宿泊施設に向けてAirbnbプラットフォームへの掲載代行事業を展開してきた。そのなかで同社は、顧客がワンストップでのサービス支援を需要が強いことを認識。この流れを受け、新会社エアトリステイを設立し、新たなサービスとして、各種協力や連携をおこなうパートナー企業と「コンソーシアム」を構成。民泊を始めたい事業者に向けたワンストップサービスの開始に至ったという。
協力パートナーとなる企業としては、通信サービスのソフトバンク、家具・家電を提供するビックカメラやモダンデコ、損害保険ジャパン日本興亜などが参画。そのほか、行政書士法人やマーケティング会社、駆け付けサービス、清掃・リネン交換専門事業者、インテリアコーディネート・スタイリング事業者を予定する。
対応サービスは、エアビ―のホスト事業開始を支援する「セットアッププラン」と運用支援をおこなう「オペレーションプラン」を提供。セットアッププランでは、運用設計をおこなう「初期診断プラン」、運用設計に加えて法的登録業務もおこなう「法的届出プラン」、さらにインテリアやリノベーション、家具や家電、Wi-Fi、損害保険、融資、コンテンツ制作などをすべて請け負う「一括セットアッププラン」を用意。運用関連では、管理ツールを提供するプランに加え、ゲスト対応なども一括でおこなう「一括オペレーションプラン」を提供。サービス開始当初は、インバウンド需要が多い6都市(東京・大阪・京都・那覇・福岡・札幌)で展開する。