エクスペディア・ジャパンは先ごろ、日本を含む23か国で「フライト」に関する意識調査をおこなった。それによると、機内で「通路側」の席を好む割合は、日本が53%でトップ。特に50歳以上は61%が「通路側派」と回答した。
この理由は、日本人が「寝ている人を起こす」のが苦手なことが関連しているようだ。機内の窓側や真ん中の座席に座った場合、香港やブラジル、シンガポールでは約6割が「寝ている人を起こして動いてもらう」と回答した一方で、日本人は23か国中で最低の24%が該当。日本人で最も多い回答は「寝ている人に背中を向けて乗り越える」(38%)だったほか、2割は「その人が動くまで待つ」と回答した。
また、日本人は「友人・恋人・家族と隣同士になれるように隣の乗客に交渉をした」経験者が6%と最も少ないのも特徴的。インド(41%)、スペイン(33%)、アメリカ(30%)などと比べるとその少なさが際立つ。この結果からも、日本人は誰にも迷惑をかけずに過ごしたいと考える傾向が強いようだ。
この調査は、23か国(アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、香港、台湾、韓国、日本)で実施したもの。調査地消は1万8229名。調査期間は2018年2月22日から3月19日まで。