福岡市と世界2大OTAのエクスペディア・グループが、観光振興連携協定を締結した。
福岡市では2019年のラグビーワールドカップに向け、開催地として外国人旅行者の受入整備を進めているところ。今回の連携はその一環で、エクスペディア・グループが福岡市のアドバイザーとして、訪日外国人旅行者誘致のマーケティング活動と情報提供を行なう。
具体的には、月間サイト訪問者数があわせて6億7500万人以上を誇るエクスペディア傘下の各ブランドのウェブサイトで、福岡市の観光プロモーションを特設ページやバナーで実施。市内の宿泊施設の販売促進と、ご当地グルメやショッピングスポット、伝統工芸、自然などを紹介する。対象は英国、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、スペインの欧米豪6か国。
また、福岡市の公式シティガイドでは、エクスペディア傘下のホテル予約サイト「Hotels.com」を用いた、宿泊施設の検索予約機能を設置。さらに、国・地域別の宿泊者数の伸び率や平均単価、予約時期などのデータに基づく分析や、宿泊施設をはじめとする観光関連の事業者向けのセミナーを開催する予定だ。
なお、エクスペディア・グループが日本の都市と連携を結ぶのは、2017年9月の京都に次いで2例目となる。