日経BPコンサルティングは、ビジネスパーソンを中心に、外出中のWiFiサービスの利用について意識調査をおこなった。それによると、外出先や移動中にスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどでデジタル機器を使用する人は96.2%。スマホの通信機能などを除く、店舗や施設、乗り物のWi-Fiサービスを利用することがある人は全体の85.4%におよんだ。
店舗や施設が提供するWi-Fiサービスをみると、もっとも満足度が高いのは「ホテル」(スコア67.1)。次いで「空港」(同59.6)、「飛行機」(同57.8)、図書館・博物館・美術館などの文化施設(同54.5)と続いた。一方、駅のスコアは47.0、新幹線は46.8となり、新幹線は「不満(どちらかといえば不満、を含む)」が「満足(どちらかといえば満足、を含む)」を上回る結果となった。
航空機内でのWi-Fi環境整備が進んでいると思える企業は、日本航空(JAL)が31.3%でトップとなり、全日空(ANA)は21.0%で2位。満足度でもJAL(スコア58.5)が1位でANA(同50.1)となった。内訳をみると、JALは約3分の2が「満足」と回答。ANAについては、「満足」と「不満」がほぼ同数を占めた。
この調査は、ビジネスパーソンを中心とする日経ID会員を対象にしたもの。調査期間は2018年6月19日から6月24日まで。会社員・公務員・経営者等が87.9%、男性が78.2%を占める。
満足度スコアは、「とても満足」から「とても不満」までの回答に、100、80、60、40、20、0を与えて算出した加重平均値。