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グーグルはこのほど、検索エンジンの新機能「アクティビティカード」と「コレクション」を発表した。
「アクティビティカード」は、過去の検索履歴に基づき、繰り返し検索をおこなったトピックに再度アクセスできるようにする機能で、「以前見かけたがどこにあったか覚えていない」ような場合に役に立つ。例えば旅行を計画する際、目的地について何度も検索したり、週に何度か「夕食の簡単な調理法」を検索したような場合、すでに訪れたページにアクセスできるため利便性が向上する。2018年年末頃に利用可能となる見通しだ。
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一方、「コレクション」は検索結果のコンテンツや画像などを「保存」できる機能。これにより、再度アクセスしたいコンテンツを追跡したり整理することができるようになる。また、保存したコレクションについて、さらに詳しく調べるための提案もおこなわれる見通し。この機能は2018年秋から公開される予定。
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そのほか、特定のトピックについて検索する場合、最も関連性が強いサブトピックをタブとして動的に表示する機能も登場。例えば犬の種類を検索した場合、名前や特徴、健康、トレーニングの方法などが「タブ」が表示され、簡単に閲覧できるようになる。
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2018年9月、グーグルは検索エンジンサービスを開始して20年を迎える。今回の新機能は、このほど米国で開催された記念イベントでリリースされた。
同時にグーグルでは、検索における「文字からビジュアルへ」「キーワードなしでも情報を」といった新たなテーマを提示。今後さらに情報にアクセスしやすく、使いやすくするための取り組みを進める方針を示している。