GDSなどトラベルコマースプラットフォーム事業をおこなうトラベルポートはこのほど、国際航空運送協会(IATA)が進める新航空流通規格「NDC」を活用したライブのフライト予約を提供開始した。
同社は2012年よりNDC対応の開発を開始。2017年2月には初期のNDC関連プロダクトのロードマップを発表し、同12月にはGDSとして初めてIATAよりアグリゲーターレベル3に認定。今回、新サービスでのトランザクション第一号は英国の旅行会社が作成したロンドン/ミラノ間のローコストフライトで、英国のメジャー航空会社が発券した。
今回提供を開始したNDC機能は、今後、数カ月間でさらに多くの旅行会社や航空会社に展開予定。2019年にはオンライン向けを含めてさらにプロダクトを拡充する計画だ。
トラベルポートの社長兼CEOゴードン・ウィルソン氏は今回のサービス開始について「NDC時代の始まりをリードできたことを大変うれしく思う」とコメント。今後も世界中の旅行サプライヤーと旅行会社が瞬時に検索・予約可能な膨大なコンテンツを扱える、世界規模のトラベルコマースプラットフォームを提供していく考えを示している。