JTB沖縄は2019年1~3月の期間中、SAPジャパン、関電システムソリューションズと共同で、データ・ドリブン観光プラットフォームの実現に向けた実証実験を実施する。
データ・ドリブンとは主にビッグデータを分析して未来予測、課題解決に役立てること。沖縄ではインバウンドの急増による交通渋滞や旅行中の情報がバラバラに提供され分かりにくいことが課題になっており、デジタル観光プロモーションを通じて得たデータを集約して分析。次年度以降交通データなども加えることで、周遊観光の促進、観光移動の分散化などにつなげる。
具体的には、デジタル観光プロモーションとして、JTB沖縄がデジタルクーポンを発行。飲食店や物販店に誘客し、各店舗では観光客がスマートフォンをかざすことで参加可能なスタンプラリーを実施し周遊観光の促進を図る。また、JTB那覇空港営業所にはAIロボット「ZUKKU(ズック)」を設置し、 個々の観光客にパーソナライズした観光情報の発信を行うとともに、スタンプラリー参加者から音声認識によりデジタルガチャガチャの抽選も受け付ける。