マリオット・インターナショナルは、2019年中に新たに30軒を超えるラグジュアリーホテルを開業する。同社はザ・リッツ・カールトン、セントレジスなど8つのブランドでホテルを展開しており、現在開発中の案件は200件以上。新たにスリランカ、バミューダ、モロッコ、ケニアなど20カ国・地域にも進出する。
まず、『ザ・リッツ・カールトン』では、オーストラリアの「ザ・リッツ・カールトン パース」、モロッコの「ザ・リッツ・カールトン ラバト」、 タンザニアの「ザ・リッツ・カールトン ダルエスサラーム」、メキシコの「ザ・リッツ・カールトン メキシコシティ」、中国の「ザ・リッツ・カールトン西安」との新規開業のほか、「ザ・リッツ・カールトン ニューヨーク・セントラルパーク」の全面改修を完了させる予定。2019年中には同ブランド100軒目の開業を達成する見込みだ。 さらに、2020年2月には「ザ・リッツ・カールトン ヨットコレクション」を就航させる。
現在20の国と地域に40以上のホテルを展開する『セントレジス』では、先ごろ「セントレジス・ローマ」の改修を終えたほか、 中国珠江デルタに「セントレジス珠海」が開業した。 また、2019年中には「セントレジス香港」と「セントレジス・ヴェニス」が開業予定。加えて、エジプト・カイロでも新規案件が進行中だ。
個性的なホテルで知られる『W』については、2018年のブリスベン、アンマン、コスタリカなどに続き、2019年はアスペン、イビサ、マスカット、メルボルンなどに8軒のホテルを開業予定。また、「WワシントンDC」や「Wパリ-オペラ」などブランドの半数以上で大規模な改修も継続される。
ブティックホテルの『エディション』では、2018年に上海、ボドルム、バルセロナ、アブダビでの新たな開業を経て、 ホテル数を4軒から8軒へ倍増させた。2019年第2四半期にはニューヨークのタイムズスクエアおよびウェスト・ハリウッドで新たに開業する計画。
その土地の本物の体験を提供する『ラグジュアリーコレクション』は、現在30以上の国と地域に110軒を展開。 2018年はジョージア州サバンナに「ペリーレーン」、パリに「オテル ドゥ ベリ」ロス・カボスに「ソラス」を開業した。2019年はトルコのチェシュメ、 イギリスのバッキンガムシャー、ブダペストなどに9軒を開業する予定になっている。