観光庁はこのほど、非常時の外国人旅行者に向けた緊急対策の進捗と、最新の災害情報発信フローを発表した。地震や台風、豪雨といった大規模災害を想定し、その対応を強化するもの。
それによると、2019年3月29日には、日本政府観光局(JNTO)が365日・24時間体制で多言語対応するコールセンターで自動音声案内機能やチャットボット機能を整備。自動音声案内は日・英・中・韓の4言語で、チャットボットは英・中・韓の3か国語で対応している。
また、3月26日までには、JNTOアプリとSafety tipsアプリの機能を統合。災害時に役立つ情報や避難場所情報の取得を可能にするなど、災害時ガイダンス機能も強化した。
そのほか、JNTOのグローバルサイトやツイッター災害情報アカウント(Japan Safe Travel)、国内1000拠点以上認定外国人観光案内所や海外事務所のネットワークを通じて総合的な情報提供をおこなう計画。今後も観光庁を中心に関係省庁・機関と連携し、施策の周知や情報の充実に取り組んでいく。