カンタス航空がこのほど、世界初の埋立て廃棄物ゼロフライトを運航した。対象はシドニー/アデレード路線を運航する便で、「グリーンチーム」の客室乗務員が登場。搭載されている機内製品はすべて再利用またはリサイクル処分、有機物を分解処理する「コンポスト」に対応した。
また、カンタス航空では2020年末までに1億個の使い捨てプラスチックを削減。2021年までに廃棄物の75%を削減することを目標としている。
同社では、通常は今回のフライトで1回あたり34キログラム、年間150トンの廃棄物が発生すると試算。飛行中に新たに使用されるプラスチック容器はサトウキビから作られたほか、農作物のでんぷんを利用したスプーンやナイフなどを提供。個別包装の牛乳の提供は中止した。さらに、紙の搭乗券や預け入れ手荷物のタグもできる限り使用しない方針で、デジタル搭乗券や電子タグなどを活用した。