ファイルやラベルライターのキングジムが、茨城県と協力してインバウンド対策に取り組んでいる。水戸市「偕楽園」内の看板をラベルライター「テプラ」で多言語翻訳。茨城県屈指の観光名所が外国人観光客にも優しい場所に生まれ変わった。
テプラはラベル作成機。日本語だけでなく、パソコンにつなぐことで英語、中国語をはじめとする15カ国語に翻訳できる機能もあり、茨城県と共同で外国語ラベルを制作。親子など県民が参加する「OMOTENASHI」プロジェクトとして実施し、偕楽園内の看板に貼付した。
これまで看板の日本語が理解できず、立ち入り禁止場所に入ってしまう外国人も多かったことから、県の担当者は「外国人旅行者の誘客促進を図るうえで、多言語表記の整備は大変重要。今回の取り組みを通じ、おもてなしの機運醸成にもつなげていきたい」などとコメントしている。