リクルートライフスタイルの調査研究機関「エイビーロード・リサーチ・センター」は、2018年に海外旅行をした人を対象に、海外旅行の渡航先や今後の海外旅行意向に関する調査を実施した。
これによると、2018年の旅行先の人気1位は5年連続で台湾(16.3%)に。2位には昨年のハワイ(オアフ島)(13.4%)と入れ替わり、前年3位の韓国(13.6%)がランクアップした。韓国は同行者別ランキングで「友人」部門の1位になっており、需要回復が見られる。
トップ2の台湾と韓国について、旅行者の客層を比較すると、台湾がどの年代もほぼ同程度であるのに対し、韓国は男性よりも女性の割合が高い。特に18~29歳の若年層では、男性が9.9%に対して女性は23.6%と、その傾向が大きく分かれていることが明らかになった。
2019年の海外旅行については、「行った/行きたい」人の割合は82.5%。昨年まで3年連続で上昇傾向にあったが、今年は前年、全前年を下回った。(調査は2019年3月に実施)
今年行きたいエリアは、台湾(15.5%)、ハワイ(オアフ島)(14.8%)、韓国(11.8%)。今後行ってみたい旅行先では、1位がイタリア(34.5%)、2位フランス(32.9%)、3位スペイン(32.8%)で、欧州の人気デスティネーションが順位を変動しながらもトップ3を維持した。
スクリーニング調査の結果から引用した海外旅行未経験者の行ってみたい旅行先は、1位ハワイ(44.4%)、2位フランス(34.0%)、3位イタリア(32.5%)だった。
調査は2019年3月、関東と関西、東海の3地域から抽出した18歳以上の男女を対象に実施。本調査では2018年の海外旅行経験者が対象で、調査集計数は5398人。