日本航空(JAL)は2019年8月31日、日本初となる「JAL LGBT ALLYチャーター」を羽田/那覇線で運航する。LGBTとは、Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシャル)、Transgender(トランスジェンダー)の頭文字を取った性的マイノリティを表す総称。9月1日に性的マイノリティが生きやすい社会を目指して沖縄で開催される「ピンクドット沖縄」に合わせて運航するもので、子会社のジャルパックがチャーター便に搭乗する専用ツアーを販売する。
チャーター便の機内ではイベントやオリジナル弁当、グッズなどを用意。復路は指定の定期便から選択してもらう。7月18日から発売し、料金や概要は今後順次発表する。「ピンドット沖縄」は思いを表現するために、シャツ、帽子など、何かピンク色のものを身につけて参加するイベント。ALLYは理解者、支援者を意味する。
JALは同性パートナー登録を行った社員へも法律上の結婚をしている社員と同様の社内制度を適用するなど、多様な人財が活躍する環境づくりに取り組んでいる。今回のチャーター便運航について「一企業としての取り組みだけでなく、より多くにLGBTを支援する運動を知ってもらいたい」などとコメントしている。