花王は先ごろ、日本人と日本在住外国人を対象に「夏バテ」に関する調査をおこなった。それによると、外国人の71.3%が「自分の国より日本のほうが暑い」と回答。日本の夏(屋外にいる時)の暑さについて、46.7%が「耐えられないほど暑い」と回答した。
約8割が実際に「夏バテ」を感じたことがあり、そのうち17.3%が「よくある(よく感じる)」と回答した。症状としては、「身体がだるい」(56.6%)、「眠れない」(50.4%)、「頭痛」(48.7%)のほか、「食べ物が食べられない」(29.2%)、「疲れが取れない」(13.3%)など様々な回答が寄せられた。
東京の夏を暑いと感じる理由の最多は「湿度が高い」(85.7%)。次いで「気温が高い」(64.6%)、「日差しが強い」(59.2%)、「コンクリート(アスファルトが暑い)」(42.9%)、「電車や町に人が多い」(42.9%)の順だった。
なお、夏バテ対策は、日本人で「水分補給」「睡眠」「バランスの取れた食事」が上位にランクされた一方、外国人は「水分補給」「シャワーを浴びる」「お風呂につかる」がトップ3に。入浴習慣がない人も含まれる外国人が「お風呂」に注目している状況が特徴的だ。
この調査は、日本人600名と日本在住外国人150名を対象にしたもの。日本人は、東京都、愛知県、大阪府在住者。外国人は東京在住の北米、中南米、欧州、アジア・オセアニア、中東・アフリカ出身者。2019年5月から6月にかけてインターネット調査として実施した。