阿蘇山のVR体験でコンテンツ拡充、ドローン撮影の火口体験など、VR導入による利用者拡大を受けて

熊本県と阿蘇火山博物館久木文化財団は2020年1月25日から、同博物館で提供しているVR体験サービスのコンテンツを拡充する。

今回新たに提供するVR体験サービスは、阿蘇の豊富な水資源をテーマに自然の恵みを学び、水源地を巡る「恵みの水を巡る」篇と、カルデラ誕生の解説とドローンで撮影した火口を体感する「壮大な自然を空中散歩」篇。さらに、VR体験のコンテンツと視聴方法、注意点を説明する紹介VTRも新たに用意するほか、ヘッドマウントディスプレイも増設する。

同サービスは、2016年の熊本地震や阿蘇中岳噴火の影響で減少した観光客の回復に向け、熊本県が行なっている観光振興策の一環として実施しているもの。日本電気(NEC)の協力のもと、昨年春からVR体験サービスを開始したところ、これまでに利用者数が1万人を突破した。

熊本県では、阿蘇の魅力を様々な角度で伝えるとともに、紹介した観光地への周遊を促すようなVR体験を充実させていく方針。ICTの活用で、地域の観光資源の魅力を引き出し、観光産業の振興と地域掲載活性化を図っていくとしている。


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