ジャストシステムは、「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2020年1月度)」の結果を発表した。これは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「マーケティング・リサーチ・キャンプ」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施したもので、17歳~68歳の男女1100名が対象。
それによると、ECの利用経験者のうち、海外企業の直営ECサイトを「利用したことがある」人は30.5%、「知っているが、利用したことはない」人は37.2%という結果になった。海外のECサイトを「利用したことがある」人の割合を年代別に見ると、10代が最も多く55.1%、以下、20代(43.3%)、30代(30.8%)、40代(23.1%)、50代(23.9%)、60代(21.1%)の順となった。
また、海外のECサイト利用経験者に海外のECサイトを知ったきっかけを聞いたところ、「インターネットのニュース記事」が最も多く(30.1%)、次いで「友人・知人」(22.4%)、「インスタグラム」(21.9%)。 男女別に見てみると、 男性は「インターネットのニュース記事」を挙げた人が最も多く(37.4 %)、女性は「インスタグラム」(31.5%)だった。
海外ECを利用する理由については、「日本にはない商品がある」を挙げるEC利用経験者が最も多く(63.3%)、次いで「価格が安い」(50.5%)、「商品の種類が豊富にある」(34.2%)の順に。
年代別では、30代を除く全世代で「日本にはない商品がある」を挙げた人が最も多く(10代:51.9%、 20代:46.2%、30代:51.4%、40代:78.6%、50代:92.3%、60代80.8%)。30代は「価格が安い」(59.5%)だった。また、40代以降は、「価格が安い」ことよりも「日本にはない商品がある」(40代:57.1%、50代:50.0%、60代:65.4%)が多かった。
このほか、海外のECサイトを利用した際のトラブル経験を聞いたところ、 最も多くの人から挙がったのは「予定よりも配送が遅くなった」(34.7%)で、「商品の中身が思っていたものと違った」(31.1%)、「パッケージが汚れていた/ 破損していた」(24.5%)が続いた。「商品が発送されなかった」と答えた人は17.9%にのぼる一方、「トラブルに遭遇したことはない」と答えた人は25.0%という結果になった。